ブルーレイディスク納品についての弊社の考え方

メディアレベルでは、編集システムや撮影などハイビジョン・4Kにも対応しております。
しかし、お子さまが撮影主体となる場合、


1.お子さま自身が操作もしくは使用される場合がある(保存のしやすさ・耐久度)

2.ご自宅だけでなく、ご親戚宅や車のDVD視聴システムなどを利用される場合があること(機種による視聴不可を防ぐ)


3.ブルーレイディスクでの納品による費用の増加(ディスクの金額差や、作業工程の違いから)

の主に3点について考えた結果、DVD-Rでの納品をお勧めしています。
現在はまだ記録メディアの過渡期であり、今までのDVD-Rの実績と、保存しやすさは、高精細の映像よりも勝るものであると考えているからです。

ですが、「今時DVD・・・」と思われる方もあるかもしれません。
そこで、以下にブルーレイとDVDの差異について記したいと思います。
若干長くなりますが、ぜひご一読いただきたいと思います。

「ブルーレイ(Blu-ray)ディスク」と「DVDディスク」

「ブルーレイ(Blu-ray)ディスク」と「DVDディスク」には、大きく分けると次の4つの違いがあります。

  • 容量の違い

ブルーレイディスクとDVDとの大きな違いとしてあげられるのは、容量です。

DVDの容量が片面1層4.7GB、片面2層8.5GBなのに対して、ブルーレイディスクは片面1層で25GB、片面2層のものでは50GB。
1層式のブルーレイディスク1枚には、DVD換算で約5枚分が入る計算です。
記録できるデータの量が多いので、録画時間もその分多くなります。

  • 画質の違い

DVDは、SD(Standard Definition=標準解像度)画質、アナログ放送(ハイビジョンを除く)での画質で、 720×480(画素数は約35万画素)で記録・再生。
一方ブルーレイは、HD(high definition=高精細度)画質で、1920×1080(画素数は207万画素)です。

使用するテレビモニターのサイズやスペックにもよりますが、
ブルーレイのほうが、映像はより鮮明に音声はよりクリアに収録できます。
ただし、ハイビジョン収録再生ができるBlu-rayのポテンシャルを引き出すためには、
モニタ・接続コードの選定にも注意が必要となります。
例えば、モニター(テレビ)は、フルハイビジョンテレビ(ハイビジョンではない)、
ケーブルは、HDMIなど。
従来のコンポジット(赤・白・黄に分かれているケーブル)で接続したのでは
DVDと同じ解像度でしか出力できず、Blu-rayの解像度で見ることは出来ません。
ちなみに、HDMI>D端子>S端子>コンポジットの順に高画質になり、 HDMIはデジタル、D端子以下はアナログ(D3以上はアナログハイビジョン)です。

地上デジタル放送のハイビジョン放送は、日本独自のデジタル放送規格である、「ISDB-T」により1440×1080iと決められています。(BSハイビジョン放送は、一部のみ1920×1080i)
総務省は、現行のフルハイビジョンより高精細な「4K」と「8K」のテレビ放送を、BSを通じて2018年までに始める計画を2014年8月に発表しました。2016年に試験放送をスタートし、できるだけ早い時期に本放送に移行するとしています。
4K UHDTVは、3840×2160 画素数は約829万画素。
「スーパーハイビジョン」とよばれる8Kになると、7,680×4,320 画素数は約3317万画素。
現状のブルーレイディスクでは記憶量が足らず、新世代の記憶媒体が出てくることが予測されています。

画質については、現状では最大でフルHDパネルの画素数にまで引き伸ばして再現している「地上デジタルハイビジョン放送の番組」も「SD画質のDVD映像」も、「超解像技術」という、低解像度のデジタルコンテンツの画像信号を、端末側で高精細な画像に変換し再生する技術が進歩してきています。
入力画像の信号を忠実に復元し解像度を上げ、より緻密な映像を再現し、高解像の緻密な映像で再現してみせることができるようになるよう、日々、さまざまな企業などで研究・開発が進められています。

  • 対応レコーダーの違い

ブルーレイディスクレコーダーはDVDにも互換性があるものが多く、ブルーレイディスク・DVDの両方を再生・録画することが可能です。(再生専用機では再生のみ)
ところが、DVDレコーダーは、ブルーレイディスクの再生・録画はできません。
内閣府の「消費動向調査」によると、平成24年度末でブルーレイレコーダーの一般世帯普及率は35.7%で前年比+8.6%。ですが、前述のように、ブルーレイレコーダーでDVDの視聴ができることを勘案すると、普及率=保有率とは言い切れないようです。

  • ディスクの寿命

財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAj)が、2005年度の研究を取りまとめた報告書によると、 温度25℃での推定寿命はDVD-Rが15~178年でDVD―RWRWが45~4万9000年。 温度30℃だと推定寿命はDVD-Rが 9~74年、DVDーRWが27~1万1000年、DVDーRAMが134~250年(25℃のDVDーRAMはデータなし)。湿度はいずれも80%(日本の夏の最も蒸し暑いころの湿度)を想定。

「IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則」によると、CDやDVDなどの記録媒体については、以下のような条件が保存に適した環境とされています。
記録媒体別保存条件 オーディオディスク(レコード)18℃40% ・録音テープ15±3℃ ・30?40%  光ディスク(CDやDVD)20℃以下・40%

高温多湿や温湿度の急激な変化は媒体材質の化学特性に影響を与えるため、 安定して涼しく乾燥した場所が保存に適しています。
また、CDやDVDはレーザー光を用いてデータを記録する仕組みになっているので、紫外線を含む太陽光など強い光に反応して媒体が劣化することもあります。

DVDと同じようにDURABISという記録ディスク用ハードコートの技術を使っていれば、DVDの方が長持ちする可能性があります。ただし、有機色素系メディアであるDVD-Rやブルーレイ(LTHメディア)は、無機系に比べると常温での変化特性が強い場合があり、それを考慮した場合、LTHではないBD-RはDVDより長持ちする可能性もあります。

また、ブルーレイディスクは保護層が0.1mmと薄いため、DVDディスクよりもキズや汚れ、 指紋などの影響を受けやすいです。CD・DVD用として販売されている不織布のケースで傷がつき、再生不可となることもあります。傷に弱く表面のハードコートが剥げれば長くは持ちません。(DVDのように表面を研磨するディスク研磨クリーナーは使えません)